とくなが久志奮闘録

日々の生活や仕事のなかで考えたことを、ふんわりと書き連ねていきます。

【平昌五輪】銅メダル獲得のカーリング 4つの疑問

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平昌五輪もいよいよ終盤にさしかかりました。

 

カーリング女子が準決勝進出。メダル獲得の道が開けてきました。

 

追記

平昌五輪が閉幕しました。

カーリング女子は見事、銅メダルを獲得。

準決勝の韓国戦には惜しくも敗れたものの、3位決定戦のイギリス戦では粘りに粘って相手のミスを誘い、見事にカーリング初のメダルを獲得しました! 

 

「そだねー」「悪くないよー」

 

彼女たちの懸命のプレーとその透き通った声に「癒やされる」のは私だけではないでしょう。

 

今回、初めてカーリングをどっぷりと観戦していますが、普段はあまりなじみの少ない競技であるためか、「?」と思う瞬間もありました。

 

そこで、大きく4つに分けて、その疑問に答えたいと思います。

 

◆カーリングの疑問① 「おやつタイム」って何?

話題となっている「おやつタイム」です。

 

何戦目かでこの「おやつタイム」の放送がカットされて、クレームがテレビ局に殺到したそうです。

 

それ以降は、新聞のテレビ欄にもわざわざ『「おやつタイム」は5エンド終了後』と書かれているくらい人気があります。

 

カーリングは前半5エンドの終了後、5分間のハーフタイムがあります。作戦会議をも兼ねたこの時間に、多くのチームが「おやつ」を食べることから「おやつタイム」と言うようになったようです。

 

要は、ハーフタイム中に飲食することをルールで許されていることから、誰かが勝手に名付けたのかもしれません。

 

スイーパー(ブラシで掃く選手)は掃くことでかなり体力を消耗するし、スキップ(司令塔の選手)は頭をフル回転させているので糖分の補給が必要となる。(チーム東京の選手)

 

カーリングの平均的な試合時間は2時間半から3時間。長期戦だけに、後半の作戦を練る時間と栄養分の補給を兼ねているということです。

 

では、何を食べてもいいのでしょうか?

 

結論から言えば、何を食べてもOKです。「昔はビール飲みながらプレーしていた」という噂があるくらいです。

 

寒い会場だからカップラーメンでもと思いますが、わずか5分間のハーフタイムですから、手間のかからない軽食が一番ということになります。

 

ちなみに、日本女子はイチゴやリンゴ、バナナなどフルーツが主で、男子は羊かんやラムネが主となっています。

 

追記

当初は「おやつタイム」と呼ばれていましたが、五輪閉幕前後から「もぐもぐタイム」と称される方が多くなりました。

 

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◆カーリングの疑問② なぜスイープで石が曲がっていくのか?

石(ストーン)を投じた瞬間から、いろんなかけ声がかかります。そしてそれは全部、スイープ(ブラシで掃くこと)に関しての指示となっています。

 

「イエス」「ヤー」「イェップ」

⇒ スイープ(ブラシで掃くこと)をしろという指示

「ウォー」「ノー」「オフ」「アップ」

⇒ スイープを止めろという指示

「ハード」

⇒ もっと強く掃けという指示

「ハリー」

⇒ もっと速く掃けという指示

「クリーン」

⇒ 石の前のゴミを除去する意味で軽く掃けという指示

 

まずは、スイープについて。

 

氷の表面にはホコリが落ちていて、その上を石が通ると、減速したり違う方向へ曲がったりします。したがって、スイープしてきれいにしていきます。

 

また、スケートリンクとは異なり、カーリングの氷にはペブルという水の粒がまかれています。スイープすることによって、ペブルが一瞬溶け、水の膜ができて、石がより滑りやすくなるということです。

 

「ざらざら」より「すべすべ」の方がよく滑り、雨の日の自動車のタイヤが滑りやすいのと同じですから、イメージしやすいと思います。

 

そこで、スイープした石が曲がっていくのはなぜか、です。

 

石を投じる瞬間に、石の上部についた取っ手で左右に回転させているシーンを目にします。

 

石を時計回りに回転させると右へ、反時計回りに回転させると左へと曲がっていきます。

 

実は、なぜ、このように曲がるのかはわかっていないようです。

 

摩擦熱が関係している?溶けた氷の膜が関係している?・・・今、様々な国がこの現象を科学的に解明しようと、最新の設備を使って研究しているそうです。

 

いまだ解明されていない科学の謎が潜んでいるカーリング。石の動きや氷の状態にも注目です。

 

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◆カーリングの疑問③ 石を蹴飛ばしたらどうなる?

石を投じた瞬間から、石と平行して滑りながらスイープする選手。

 

「置いてある石を避けながら、よくごしごし掃けるなあ」と感じたことはありませんか?そして、「もし、誤って蹴飛ばしたら、どうなるのかな」と思ったことはありませんか?ルール違反ということくらいはわかりますが。

 

まず、投じた石をスイープしている時に触ってしまった場合です。

 

触ってしまった(違反した)チームの相手方が、次のどちらかを選択する権利が与えられます。

 

  • 触った石を取り除く。
  • 取り除くことが違反したチームに有利になる場合は、接触がなかった場合に静止したと推定される位置に置く。弾かれて移動したと思われる全ての石を、その位置に置き直す。

 

次に、スイープしている選手が置いてある石を動かしてしまった場合です。これも、違反したチームの相手方が、次のうちから選択する権利を与えられます。

 

  • 動かされた石も静止した位置にそのままとする。
  • 取り除く場合、元の位置と判断する位置にすべて置き直す。
  • 違反がおきなければ静止したであろうと思われるところに全ての石を置き直す。

 

要するに、誤って触ってしまっても、動いている石の進路に影響がなければ、元の位置に戻して終わり、ということです。

 

バスケットボールのフリースローみたいなものがあれば面白いのですが。

 

 

◆カーリングの疑問④ 日本代表チームが日本選抜でないのはなぜ?

カーリングの日本代表チームは、男子が「SC軽井沢クラブ」、女子が「ロコ・ソラーレ北見」。

 

国内の大会である日本選手権を勝ち抜いたチームが、そのまま日本代表チームとなって五輪に出場しています。いうなれば、昨年、日本シリーズを制したソフトバンク・ホークスがそのままWBCの日本代表になるイメージです。

 

では、国内の各チームから優秀な選手を選抜して「日本代表チーム」をつくらないのはなぜか?

 

現在、日本のカーリング競技人口は約3千人。トップ選手たちは実業団かクラブチームのどちらかに属しています。

 

実業団チームは、中部電力や北海道銀行、富士急などに勤務しながらプレーしています。一方、クラブチームの場合、数社あるいは数十社のスポンサーがつき、所属選手はそれぞれ異なる勤務先があり、カーリングを優先させてもらいながら働いています。

 

日本選抜チームを結成しようとした際、長いスパンでサポートしてくれる企業であればいいですが、そうとも限らないのが実情でもあります。

 

広告塔の役割を期待して資金を出しているのに、合宿ばかりで公の場にほとんど出てこないのは困るということです。

 

また、カーリング界は都道府県で力の差が歴然としています。いわば、北高南低です。しかも競技人口は3千人。

 

これで、例えば、20人の選手を選抜して日本代表チームを作り、「次の五輪めざして、4年間、このメンバーで頑張りましょう」となると、トップ選手が抜けた実業団やクラブチームで解散するところが出てくる可能性が高いということです。

 

平昌五輪での活躍で脚光を浴びて競技人口が増加し、カーリング協会の組織力が強化され、長期的な支援を行う企業が増える・・・。

 

こうした環境が整えば、日本選抜チームの結成となるかもしれません。