やりました!
彦根東は慶応を4-3で下し、見事、初戦突破です。
続く3回戦では花巻東(岩手)と対戦します。
かつては大谷翔平、菊池雄星を擁した花巻東との対戦は好ゲームとなること必至です。
そこで、彦根東と花巻東の戦力比較・分析を勝手にしてみました。
◆彦根東、逆転でセンバツ初勝利、初戦突破
3月28日、彦根東が慶応を4-3で下し、見事、初戦突破。同校はセンバツ初勝利となりました。
バスツアーで応援に行きましたが、「手に汗握る白熱の攻防」とはこのことで、試合後は心地よい疲労感も。いやあ、ホント、しびれました。
終盤まで接戦に持ち込んで、好機を逃さないという村中監督のゲームプラン通りの展開で、「してやったり」ではなかったでしょうか。
村中監督のコメントです。
接戦をイメージして後半勝負に持って行けて良かった。(昨秋から打順を組み替え)ちょっとした変化が大きな成果につながった。
増居の好投なくして、後半の勝負にはならなかった。走者を出しながらも粘って投げてくれた。(逆転3ランの)高内は昨日までの練習であまり打てていなかったが、よく打ってくれた。
3回戦は3月31日の第2試合(午前11時開始予定)、相手は岩手の花巻東。あの大谷翔平(エンゼルス)や菊池雄星(西武)を輩出した強豪校です。初戦は今大会優勝候補の一角、愛知の東邦を5-3で破っています。
◆データによる「彦根東vs花巻東」
彦根東
花巻東
打率
.358
.342
平均得点
7.14
5.80
防御率
.270
.240
平均失策
0.57
1.10
攻撃力は彦根東がやや上回るようです。守りの方は、ほぼ互角。
花巻東の戦い方は、投手の継投に特徴があるようです。今大会初戦で完投した田中君に加え、右腕・西舘君、左腕・平山君と多彩な投手陣を誇っています。
◆スポーツ紙の評価
彦根東
花巻東
日刊
C
B
スポニチ
B
B
報知
C
B
サンスポ
B
B
デイリー
B
B
中日
C
B
評価基準は、優勝候補筆頭の大阪桐蔭が全紙A評価という点を参考にしてください。
花巻東がオールB評価。スポーツ紙の評価だと花巻東が戦力的に「やや上」ということです。
でも、初戦で下した慶応もオールB評価でした。十分に互角の勝負に持ち込めるはずです。
◆まとめ
彦根東の先発投手は、原功征君が予想されます。増居君は初戦の慶応戦で150球も投げていて、中2日での登板は回避。夏のことも考えれば無理はさせられません。
一方、花巻東は初戦から4日あいているため、初戦で完投した田中君も先発可能ですが、早め早めの継投策に出てくるでしょう。
彦根東の原君は、増居君とは異なり、打たせてとるタイプの軟投派。昨年夏の青森山田戦で甲子園のマウンドを経験していることは大きなプラス要因ですが、秋の県大会・近畿大会では3イニングしか投げていないのが心配材料です。ですから、ある程度の失点は覚悟しなければならないと思います。
一方で、慶応戦をみる限り、打線は好調です。関東No.1左腕の呼び声が高い慶応の生井君に対し、2番今井君が5打数2安打、3番朝日君が4打数3安打(3塁打含む)、6番髙内君が4打数3安打(本塁打含む)、9番永井君が4打数2安打とあたっていました。
ただ、今大会出場選手で最高打率(.652)をマークしていた1番宇野君が4打数ノーヒット2三振なのが気がかりです。
試合前の練習での不調が響いて、従来の4番から6番に「降格」された髙内君に1発が出て、復調したのは大きいです。宇野君、今井君、朝日君が出てランナーをためて髙内君にまわす場面をいくつ作れるかがポイントになるでしょう。
相手が細切れの継投策に出てくることが予想されますので、打撃戦に持ち込まないといけません。打撃戦に持ち込めば、彦根東有利は動かないと思われます。
花巻東に勝てば、翌日、十中八九、大阪桐蔭との対決です。エース増居君を温存して大一番を迎えたいと思うのですが・・・。
以上、『選抜高校野球 初戦突破の彦根東 最新応援情報! 3回戦対花巻東 戦力比較・分析』でした。