とくなが久志奮闘録

日々の生活や仕事のなかで考えたことを、ふんわりと書き連ねていきます。

星野の一言、岡田の配慮 金本監督 野球殿堂入り

金本監督 野球殿堂入り

今年の野球殿堂入りが発表され、元巨人監督の原辰徳氏、元巨人の松井秀喜氏とともに、阪神金本知憲監督が選ばれました。金本監督の選出には、選手時代、星野仙一(当時中日監督)の一言と岡田彰布(当時阪神監督)の配慮があったればこそという思いがします。

金本監督の功績・実績は、何と言っても、1492試合連続フルイニング出場のプロ野球記録でしょう。単純計算でいくと、13428イニング以上に出ずっぱりということですから、まさに鉄人、いや神の領域です。

星野の一言

金本監督が広島在籍中、当時の星野中日監督から聞いた一言で、試合に出続けることを強く決意したといいます。

広島・中日戦の試合前の練習で、星野監督と達川広島監督とが何やら話をしていました。近くでトスバッティングをしながら、二人の会話に何気なく聞き耳を立てていた金本の胸を、ぐさりと突き刺した一言がありました。

「何だかんだ言っても、試合に出続けてくれる選手が一番ありがたいよな。それが最大のチームへの貢献や」との星野監督の一言です。

「だったら、出続けてやる。」自分の事よりも、チームへの貢献を考える金本ならでは決意が、ここから生まれたわけです。

岡田の配慮

金本監督は、2004年夏、死球で左手首を骨折しても翌日に右手一本でヒットを放ったことがあります。連続試合フルイニング出場のプロ野球記録を目前にしていただけに、今でもファンの語り草となっています。

右手一本でヒットを打つ場面は何度も映像で流されます。しかし、よく考えてみれば、当然ながら守備にもつかないといけません。骨折した左手にグラブをはめるわけですから、強烈なライナー性の打球などのキャッチは症状を悪化させるかもしれません。

試合前、当時の岡田彰布阪神監督は、センターの赤星憲広を呼んで、「(金本のいる)レフトへのの打球はお前(赤星)が全部処理しろ」と厳命しました。

この試合はテレビ観戦していましたが、レフトの守備範囲の飛球を金本が捕球体制に入っている画面に、いきなり赤星が快走を飛ばして現れてキャッチしたのを今でもよく覚えています。

優勝で恩返しを

広島・広陵高校では甲子園出場はかなわず、プロや社会人からの誘いは皆無。1年浪人をして東北福祉大学に進み、広島入団はドラフト4位。不断の努力で一流選手に上り詰め、今回、新たな勲章を手にした金本監督。

星野仙一の一言、岡田彰布の配慮、を金本監督も十分に意識していると思います。金本がFAで阪神に入るのも、星野監督の存在なくしてはありえませんでした。阪神の監督就任を打診された際には、開口一番、「岡田さんがベストだと思います」と言っています。

監督3年目で狙うのは、金本自身がMVPに輝いた2005年を最後に遠ざかる優勝しかありません。

 

以上、『星野の一言、岡田の配慮 金本監督 野球殿堂入り』でした。

 

ちなみに、野球殿堂入りした表彰者には、賞金100万円と野球体育博物館に掲げられるレリーフのレプリカが贈呈されるそうです。